風邪やコロナウイルスを予防するために免疫力アップする最適な方法は?
https://pubs.acs.org/doi/full/10.1021/acs.jafc.6b02776″https://pubs.acs.org/doi/full/10.1021/acs.jafc.6b02776
カシスアントシアンがウイルスの細胞吸着を阻害してサイトカインストームを抑制?
1.新型コロナウイルスの侵入とサイトカインストーム
ヒト細胞のACE2と新型コロナウイルスのSタンパク質
新型コロナウイルスはアンジオテンシン変換酵素Ⅱ(ACE2)と呼ばれるヒト細胞の受容体に吸着します。ACE2の機能は高血圧治療にも重要な役割があります。
コロナウイルス表面にある小さな分子(スパイクタンパク質、Sタンパク質)を介してヒト細胞へ侵入し、ACE2を利用して急速に肺、腎臓、消化管、血管内皮細胞にウイルスを複製します。
現在、新型コロナウイルスに対して効果的な治療薬は存在しない
私たちの細胞にウイルスが侵入した場合、感染者にはステロイドやその他の薬で症状を緩和する治療が施されますが、残念ながらこのような薬の有効性は不確かです。
症状によって患者がよく処方される薬3種類
1.ヒト細胞へのウイルス吸着を抑制する薬
2.サイトカインストームを抑制する薬
3.抗ウイルス薬
新型コロナウイルス患者に最も有効な薬は?
世界中の病院やCIUセンターでは以下の薬が多く使用されています。しかし、急速に病状が変化する患者に対し最適な治療薬を判断するのは、医師にとって難しいものです。
シクレソニド: 抗ウイルス、抗サイトカイン
トシリズマブ: 抗サイトカインストーム(IL-6)
シベレスタット: 好中球エラスターゼ抑制、抗サイトカインストーム(IL-6)
アビガン: インフルエンザが必要なRNAを抑制する抗ウイルス剤
レムデジビル: 抗ウイルス、RNAポリメラーゼ抑制、IL-6抑制
ナファモスタット: 好中球エラスターゼ抑制、抗サイトカインストーム
(セリンエラスターゼ、IL-6、IL-8)
カモスタット: 好中球エラスターゼ抑制、抗サイトカインストーム
ロピナビル / リトナビル(商標名: カレトラ): 抗ウイルス、サイトカインストーム
ケブザラ: 抗IL-6R、抗サイトカインストーム
イベルメクチン:抗ウイルス、IL-6抑制
クロロキン、ヒドロキシクロロキン: ウイルスの細胞内への侵入、増殖を抑制
上記の薬を使用した感染者の約65%が副作用を訴え、10%以上が副作用のため使用を中断しています。
世界中の製薬会社がパンデミック鎮静化に有効な薬の発見を競っていますが、良質なワクチンが完成するまでにはあと1年かかると言われています。
感染者を深刻な肺炎に陥らせる最も危険な症状は?
新型コロナウイルス感染者を急激に悪化させる原因はサイトカインストームです!
スペイン風邪パンデミックでも多くの人々がサイトカインストームによって亡くなっています。
現在、サイトカインストームが1918~1920年に流行した「スペイン風邪」の主な死因と考えられており、世界中で5千万人が死亡しました。2009年にはH1N1型「豚インフルエンザ」、近年ではH5N1型「鳥インフルエンザ」、そして現在の新型コロナウイルスです。
新型コロナウイルス感染者に深刻な肺疾患を引き起こすサイトカインとは?
免疫細胞を活性化するサイトカインが異常に増えると、免疫が暴走してしまいます。この免疫細胞が肺を中心に感染した部位に広がり、健康な組織を攻撃し始め、赤血球や白血球を貪食し、肺や肝臓に損傷を与えます。血管が漏れやすくなることで肺に液体成分が滲み出し、呼吸困難に陥ることもあります。
主なサイトカインの一つであるインターロイキン(IL)6の急増とは別に、TNF、IFN-ab、IL-1、Mcp1-CCL2などと呼ばれるサイトカイン、ケモカイン、セリンプロテアーゼ、また好中球および単球由来のMMP-9、好中球エラスターゼの急増が体内で見られることもあります。
アラバマ大学バーミンガム校のランディー・クロン教授は、ニューヨークタイムズ紙で次のように語っています。「サイトカインストームは、炎症誘発性サイトカインが大量に暴走することによって発生します。ウイルスや細菌と戦うはずの免疫が過剰に活性され、多量の炎症誘発性サイトカインによって多臓器不全を引き起こしたり、最悪の場合死に至ります。
2. ウイルス吸着やサイトカインストームに対抗するカシスアントシアニン
2009年のH1N1型パンデミック・インフルエンザで300,000人近い患者が亡くなっています!
現在、サイトカインストームが1918~1920年に流行した「スペイン風邪」の主な死因と考えられており、世界中で5千万人が死亡しました。近年ではH1N1型「豚インフルエンザ」、H5N1型「鳥インフルエンザ」、そして現在の新型コロナウイルスです。
2009年のH1N1型パンデミック・インフルエンザは突然発生して北米、南米、アフリカ、ヨーロッパ、南アジア、日本に広がり、世界200か国以上で感染が確認されました。
イギリスの医学雑誌ランセットによると、死者数は世界中で約28万人以上になるとアメリカ疾病管理センター(CDC)が予測しています。
カシスアントシアニンがH1N1型ウイルスのヒト細胞吸着を大きく抑制!
カシスが含有するアントシアニン/フェノールには、インフルエンザA型、B型のヒト細胞への吸着を98%も抑制する効果があると2002年に旭川医科大学が発表しました。
カシスアントシアニンには4種類のインフルエンザに対してヒト細胞への侵入を阻止する効果があります!
2013年には、福島医科大学の鈴谷教授と旭川医科大学の共同チームが行ったウイルス吸着抑制に関する研究結果から、クロスグリ(カシス)には2009年のパンデミック・インフルエンザA型(H1N1型)、香港インフルエンザ(IFV-AH3)、ロシア・インフルエンザ(IFV-AH1)に対して98%の吸着抑制効果があることを発表しました。
カシスアントシアニンにはヘルペスやアデノウイルスにも抑制効果が!
それだけではなく、カシスアントシアニンは、口、のど、目に感染して、腫れ、のどの痛み、高熱を引き起こすヘルペス菌(HSV-1)や咽頭炎を細胞膜上で抑制します。
カシス含有のアントシアニンおよびポリフェノールが、結膜炎、目の充血、扁桃炎を引き起こすアデノウイルス(=プール熱)の複製を抑制するということも多くの研究により証明されています。
炎症を引き起こすサイトカインとセリンプロテアーゼを大幅に減少!
ペンシルバニア大学が行った研究では、カシスエキスが実験対象のセリンプロテアーゼを全て抑制しました。4時間の過熱試験において、純粋なアントシアニンによりサイトカインストームの炎症性物質であるMMP-1やMMP-9も大幅に抑制されました。歯周病に関与するセリンプロテアーゼにも同様に大幅な抑制が見られました。
カシスアントシアニンで適応免疫応答を最適化
カシスアントシアニンが様々な角度から炎症を抑制することが数々の研究で明らかになっています。カシスアントシアニンに含まれる4つの成分とポリフェノールが、 NFκBなどの転写因子の活性を直接的または間接的に抑制し、COX-2、収容壊死因子(TNF)-α、インターロイキン(IL)-4,6,8、セリンプロテアーゼを含む炎症誘発性の酵素やサイトカインの生成を減少させます。同時に、カシスアントシアニンが抗炎症性サイトカインであるIL-10, 13の分泌を促し、炎症性疾患において適応免疫細胞のバランス調整をサポートします。
前臨床データ(2015年JTB発行)
ビジョンスマートスプリームに含まれるアントシアニンの強力な抗ウイルス&抗微生物作用がウイルス防止に最適だと臨床試験で明らかに!
ビジョンスマートスプリームの配合量と全く同量のカシスアントシアニン抽出物には、とても強力な抗ウイルス、抗微生物の効果があると研究者が発表しました。そして、「この研究結果は、風邪やインフルエンザに対する機能性食品としてのカシスエキスの可能性を示している」と明言しています。
試験材料: 培養ヒト細胞
結果: 2009年H1N1型、HSV-1ウイルスによる細胞への感染をカシスアントシアニンが95%以上抑制。さらに特定のウイルスを99%以上死滅。
機関: 福島医科大学、旭川医科大学
発表者: 生田氏、その他 (2012年)
臨床ケース2 (2015年JTB発行):
ビジョンスマートスプリームのカシスアントシアニンがもつ強力な抗炎症作用でインフルエンザを予防&撃退!
ノルウェーの研究者が、カシスが血中の炎症性化合物を減少させることを発見しました。この興味深い研究結果から、ビジョンスマートスプリーム(有効なカシスアントシアニンの配合量No.1)はインフルエンザ予防にも役に立つ可能性を示しています。
被験者: 男女120名
期間: 3週間
摂取量: カシスアントシアニン300mg/日
結果: 血中炎症化合物の大幅な減少
機関: オスロ大学およびウレバール大学病院(ノルウェー)
発表者: Paur, P. 、その他 (2007年)
臨床試験: (被験者118名)
カシスが炎症発生に関与するサイトカインの発現を減少
3. 肺に始まり肺に終わる新型コロナウイルス
新型コロナウイルスはインフルエンザと同じ呼吸器疾患であり、またウイルス遺伝子においてSARSウイルスと類似点が多いため、SARS-CoV-2と名付けられました。
特徴的な症状としては、熱、咳、味覚・嗅覚の低下から始まり、悪化するとサイトカインストームが原因となるARDSのような急性肺炎を発症する可能性もあります。
医学雑誌ランセットによると、感染者のうち25%には何も症状が見られませんが、その無自覚な感染者から感染が広まり、21%は症状が深刻化しARDS治療のために人工呼吸器が必要になります。感染者の症状の進行には、以下のように明確に3段階存在するとランセットは強調しています。
ウイルスの複製
↓↓
サイトカインストーム(免疫過剰反応)
↓↓
肺の崩壊
コロナウイルス自体が直接体内を攻撃することはほとんどありませんが、体自身がもつサイトカインの自己防衛システムが免疫機能を過剰反応させ、結果的に肺、心臓、腎臓に深刻な感染症を引き起こし、敗血症などの多臓器不全を発症する可能性もあります。
症状が深刻化するケースは70歳を境に跳ね上がります。60代の患者の死亡率が4%なのに対し、70代では2倍以上の8.6%、80代以上では推定14.8%もの患者が新型コロナウイルスによって亡くなっています。
今年アメリカでは季節性インフルエンザに比べ新型コロナウイルスによる死亡者数がはるかに多くなる見込み
しかしまだ症状が現れていない人もいます。最近の研究では、80%以上もの感染者が、症状がない又は軽い「サイレントキャリア」だと言われています。健康な子供や若者には症状が見られない傾向にあります。
優れた適応免疫応答を強化!
潜伏期間中に強力な免疫応答を備えることで、感染の定着を防ぎ、体内のウイルス数を減らして肺への感染を予防します。
初期段階で適応免疫応答が始動することで、体が潜伏期間中にウイルスを発見し撃退します。
適切な免疫応答を備えるため、普段から健康に心がけることも重要です。
ACE2を増やす?減らす?重要なACE2の調節機能
高齢者や慢性肺疾患を抱える人はARDSを発症する傾向が強いため、感染した場合死に至る可能性が高くなります。最近では、これは肺に存在するACE2受容体の減少が原因ではないかと考えられています。
ウイルスは受容体に付着するため一見間違っているように見えますが、ACE2受容体には免疫応答の調節、特に炎症を制御する重要な役割があります。
そのため、高齢者のACE2減少は、サイトカインストームや深刻な肺疾患のリスクを高めてしまう可能性があるのです。
あなた自身と家族の安全・健康を第一に!
私たちは、カシスアントシアニンについて細胞吸着やサイトカインストームに関するインビトロ試験やヒト試験を行っていません。しかし、ビジョンスマートスプリームに配合されているカシスアントシアニンを摂取し続けることで免疫機能が向上することは、過去20年間に行われた多くの研究で証明されています。。