心臓血管の健康

ニュージーランド産カシスに含まれる強力な抗酸化作用は血液の循環を促し、コレステロール値を正常に保ち、心臓血管病の発生を予防します。

ニュージーランドカシスに存在する植物栄養素と必須脂肪酸は、心臓血管の健康を促進するのに役立ちます

フラボノイドがもつ抗酸化力

フラボノイドは血流をスムーズにする働きがあり、血管内で血塊ができるのを防ぎます。デンマーク食物&獣医協会(Danish Institute of Food and Veterinary Research)はフラボノイドのひとつカシスアントシアニンをウサギに投与する実験を行いました。16週間に渡りカシスアントシアニン抽出物とカシスジュールを与えた結果、カシスを摂取し続けたウサギの体内でグルタチオンペルオキシターゼ酵素という、体を酸化から守る酵素が著しく増えていることが見つかりました。アメリカの雑誌 Heart Disease Weeklyによると、この研究の研究者たちはアントシアニン豊富な食物、飲み物は冠動脈性心疾患において疫学的に効果があったことを意味していると述べています。

心血管疾患のリスクは、血流状態を改善することによって減少させることができます

カシスアントシアニンが心臓血管病を引き起こす炎症を抑制　　　　　　

心臓血管病の主な原因は酸化ストレスや過酸化水素（H2O2）による炎症である可能性があることが最近の研究によって明らかになり、心臓血管の健康には、カシスアントシアニンの抗酸化力が不可欠です。 「Inflammation as a Cardiovascular Risk Factor」によれば、すべての心臓死の80％を占めるアテローム血栓症は、主として炎症によって引き起こされると言われています。

James T. Willerson、MDおよびPaul M. Ridker、MDによる総説は、カシスアントシアニンがアテローム性動脈硬化症の原因を抑制するのに役立つ可能性があることを示唆しています

GLAの血圧正常化

カシスにはカシスアントシアニンのほかにも炎症を抑制する物質GLA(ガンマリノレン酸)が含まれており、心臓血管病を予防します。27人の健常者に対してGLAを含むカシスシードオイルまたはGLAを含まないひまわり油を8週間投与する実験を行ないました。その結果、カシスシードオイルを与えられたグループのうち40%に血圧の改善が見られ、GLAには心臓血管病に効果があることが証明されました

炎症は、動脈壁における炎症促進性サイトカインの産生を誘発する。James T. Willerson、MD、Paul M. Ridkerの”Inflammation and Cardiovasular Disese”より。