カシスとその健康効果
カシスの実とカシス種子オイル–ガンマリノレン酸の健康効果
長い間、オレンジやその他の柑橘類が、最もビタミンCを含む果実だと一般的に知られていましたが、実際にはカシスはオレンジに比べ、4倍ものビタミンCを含んでいます。また、カシスはビタミンC以外に豊富な抗酸化物質、ビタミンA,B,Eとガンマリノレン酸(GLA)を含んでいます。フルーツとして、またはサプリメントとしてカシスを摂取することにより、心臓、血圧、体重管理、骨と関節やその他多くの機能をサポートします。
カシスには300種以上の栄養素が含まれます
栄養素の多くは栄養補助食品や医薬品目的で使用されます。その中でもカシスのアントシアニン、GLA、ポリフェノール、シクロオキシゲナーゼ-1/COX-1 とシクロオキシゲナーゼ-2/COX-2といった様々な栄養素は色々なな組み合わせで、様々な炎症に用いられます。
カシスの免疫システムと脳の健康
カシスはグルコース、ガラクトースや複合糖質といった多糖類が豊富で、それらは癌の増殖に必要な栄養素を奪うことによって進行を遅らせるのに有効です。実証されたカシスとその栄養素に関する効果や研究は、アルツハイマーとの闘いにも良い影響をもたらします。このような利点から、カシスはホメオパシーのレシピとして世界中で使用されています。
医師たちがカシスを好む理由
カシスは500年以上、様々な病気のポメオパシーのレシピとして色々使用されてきました。医療技術が成熟するするにつれ、医師や科学者はカシスに含まれる栄養素に関心を持ち、実験や、臨床研究を通して驚くべき健康効果を見つけることに成功しました。
カシスアントシアニンと緑内障患者
日本の弘前大学では30人の緑内障患者にカシス抽出アントシアニンを6ヶ月の間一定量摂取してもらうという臨床試験を行いました。患者の多くに血流循環活動や眼の血管および視神経における血流改善が見られ、視力機能が改善されました。この研究後、カシスアントシアニン抽出物は視力の補助食品として、日本で広く認証されました。
カシスアントシアニンと黄斑変性症
韓国のSt. Mary’s Eye CliniqueとSt. Mary’s Hospital の研究によると、黄斑変性症の主な原因ともいえる体内のH2O2(過酸化水素)量をカシスアントシアニンが減少させ、抑制効果があることが発表されました。