風邪のウィルスから子供たちを守ることや早く治すことはなかなか簡単なことではありません。しかし、研究家たちはカシスに含まれるさまざまな必須ビタミンとミネラルが病原菌への抵抗力となり、病気に負けない身体をつくることを発見しました。 カシスと必須ビタミン、ミネラルの力で病気と戦う 免疫力を高めることは、子供たちが病気から早く回復するだけでなく、病気にならない身体をつくることに繋がります。ビタミンA、C、E、B6と必須ミネラルである亜鉛の免疫力を高める効果は、いくつもの研究で証明されています。カシスエキスは免疫力を高める特性があることがら、メルシャン株式会社の研究員は、カシスエキスが人間の免疫システムに重要な成分であるマクロファージを活性化させることを発見しました。このマクロファージはウィルスを取り込み、処理することが出来る細胞であり、身体が本来持っている感染からの防御力に信号を送り活性化させます。 カシスエキスはウィルスやバクテリアに抵抗し、また微生物を殺菌する強い作用があることが分かっています 福島県立医科大学の微生物学教授の錫谷達夫博士は、カシスポリフェノールとカシスアントシアニンの抗ウィルス作用の研究を指揮してきました。いくつもの研究で、錫谷教授は100倍に希釈したカシスポリフェノールでも宿主細胞のウィルス付着や感染を防ぐ作用があることを確認しました。この力強い作用はアデノウイルスやRSウィルス、インフルエンザウィルス、単純疱疹ウィルスなどの風邪や発熱、インフルエンザなとの原因となるウィルスに有効です。 4種類のインフルエンザウィルスと 濃縮したニュージーランド産カシスの抗ウィルス効果
喘息は器官や肺の炎症により気流が制限され起こります。小児喘息は一般的に良く知られた慢性疾患のひとつです。発作はさまざまな環境因子が原因で起きるので、両親にとって子供を喘息から守るのは難しいことです。発作の重症度や頻度を軽減するため、研究者たちが一般の喘息薬の他に自然の治療法を探していたところ、カシスポリフェノールが子供の喘息に効果的であることが分かりました。 カシスポリフェノールが気道を拡げます カシスポリフェノールは喘息（過剰な炎症反応が原因で起こる）による気道の塞がりを防いだり緩和する抗炎症作用があります。研究者はポリフェノールが豊富に含まれているカシスは、喘息の重症度や頻度を軽減するのに、通常の喘息薬や治療に加えるサプリメントとしての効果に期待しています。この効果は突然の喘息による両親の負担を和らげ、子供が元気に生活するのをサポートしてくれます。 ニュージランドのプラントアンドフーズ国立研究所の科学者は喘息に苦しむ何百万人の子供たちを救う発見に歓喜しました。彼らの研究はカシス（ブラックカラント）に含まれるポリフェノールが、喘息の原因として知られる肺組織（CCL26）にある炎症成分の分泌を防ぐことを発見しました。 アントシアニン量の上昇とCCL26分泌の減少 必須ビタミンとミネラルで健康的な呼吸をサポート 健康な免疫力をサポートするには、ビタミンA、C、E、B6と必須ミネラルである亜鉛は、喘息を減らし炎症反応を抑制、正常化します。
現代の子供たちは、テレビゲームや携帯電話、パソコンなどさまざまな電子機器に囲まれた生活の中で、集中力を保つことが難しい状況です。そういった中、いくつかの天然の食品の中のある成分が子供の集中力を高め、頭脳を形成するのに有効であることが科学的に実証されました。カシスアントシアニンやいくつかの必須ビタミンとミネラルは集中力を高め、頭脳を発達させる天然成分です。研究者たちはこれらの成分を含有したサプリメントが教室の内外で、子供たちの集中力が存分に発揮されるのをサポートすると述べています。 カシスポリフェノールで集中力を維持 いくつかの研究で、カシスポリフェノールには認知機能を高める効果があることが分かりました。これは困難に直面した場面でも集中力を維持したり、学習障害の子供たちをサポートする力があることを意味します。。 ニュージーランドのプラントアンドフーズ国立研究所の研究者たちはさまざまな研究を通して、カシスポリフェノールの認知機能への有効性を確認してきました。カシスエキスを摂取した被験者は実験中、継続して精度を向上させ、また実験後も精神的な疲労が少ないことが分かりました。 脳の発達のためのビタミンとミネラル いくつかの必須ビタミンとミネラルは、子供のからだと脳の発達に重要です。特にビタミンB6は子供の脳の発達にとても重要です。また、葉酸、ビタミンB12、亜鉛は細胞分裂と成長に重要な成分で、脳を含む全体の発達に必要なビタミンとミネラルです。
肥満とコレステロール値の高い子供が増え続けていることは現代の私たちにとって大きな気がかりな点です。小児肥満は特に幼少期だけの問題だけではなく、大人になってからも深刻な心臓血管系の病気へのリスクとなりえます。 近年、子供の健康をより向上させる自然で効率的な方法を求めてきましたが、カシスポリフェノールやアスタキサンチン、コエンザイムQ10と、いくつかの必須ビタミンとミネラルなどの強力な成分がサプリメントとして気軽に摂取できるようになりました。 カシスとアスタキサンチンの血液ポンプ作用 カシスポリフェノールと優れた抗酸化物質のアスタキサンチンは、血行を促進し、アテローム性動脈硬化症（動脈にコレステロールの血管壁を形成し血管を硬くする）を軽減させることが臨床的に明らかになりました。 血行を促進することで栄養が効果的に身体中に行き渡り、子供の成長を促します。 同時に大人になってからも、血栓や心臓発作、脳卒中などの多くの危険な心臓血管の症状を防ぎ、プラークが徐々に蓄積されるのを予防します。 アテローム性動脈硬化 実際、日本でカシスを摂取した後、冷水に1分間手を浸けた場合の体温の上昇具合を測る実験を行いました。カシスエキスを摂取した被験者の手は血行が促進され、体温が上昇しているのをサーモグラフィー画像で確認出来ました。カシスエキスを摂取していない場合は、15分経過しても体温が戻らなのに対し、摂取した場合は10分以内に体温が戻り始めることが実証されました。
子供の免疫機能は60％以上が腸内環境にあると言われています。この重要な事実に加えて、 過敏腸症候群やセリアック病などの症状が増えており、腸の健康がより一層子供の健康に重要です。 カシスポリフェノール カシスポリフェノールは成長期の子供の消化器官の健康を促進する3つの強力な効能を持っています。 子供の身体を守る抗病原菌作用で、腸の有害なバクテリアと戦う プレバイオティクス効果で善玉菌を成長させる 腸を強くし、アレルギーや病原菌への抵抗力を高める ジャストザベリーズ社とニュージーランドのマッセー大学の研究者たちは、カシスエキスとイヌリンのプレバイオティクス効果の比較実験を行ったところ、カシスエキスが善玉菌の成長を促進し、有害な悪玉菌の増殖を抑制する効果が高いことが分かりました。
