子供の健康な心臓と血液循環を活性
肥満とコレステロール値の高い子供が増え続けていることは現代の私たちにとって大きな気がかりな点です。小児肥満は特に幼少期だけの問題だけではなく、大人になってからも深刻な心臓血管系の病気へのリスクとなりえます。
近年、子供の健康をより向上させる自然で効率的な方法を求めてきましたが、カシスポリフェノールやアスタキサンチン、コエンザイムQ10と、いくつかの必須ビタミンとミネラルなどの強力な成分がサプリメントとして気軽に摂取できるようになりました。
カシスとアスタキサンチンの血液ポンプ作用
カシスポリフェノールと優れた抗酸化物質のアスタキサンチンは、血行を促進し、アテローム性動脈硬化症(動脈にコレステロールの血管壁を形成し血管を硬くする)を軽減させることが臨床的に明らかになりました。
血行を促進することで栄養が効果的に身体中に行き渡り、子供の成長を促します。
同時に大人になってからも、血栓や心臓発作、脳卒中などの多くの危険な心臓血管の症状を防ぎ、プラークが徐々に蓄積されるのを予防します。
アテローム性動脈硬化
実際、日本でカシスを摂取した後、冷水に1分間手を浸けた場合の体温の上昇具合を測る実験を行いました。カシスエキスを摂取した被験者の手は血行が促進され、体温が上昇しているのをサーモグラフィー画像で確認出来ました。カシスエキスを摂取していない場合は、15分経過しても体温が戻らなのに対し、摂取した場合は10分以内に体温が戻り始めることが実証されました。
別の研究では、アスタキサンチンのサプリメントが、太った細胞を減らす効果があることが分かりました。これは心血管疾患の主要な原因となる脂肪の酸化、慢性炎症及び酸化ストレスのリスクを減らすことが出来るということです。
アスタキサンチンを投与したネズミと投与していないネズミの太った細胞を比較分析
自然のエネルギー装置 コエンザイムQ10
コエンザイムQ10はミトコンドリアの中にある天然成分で、エネルギーを生産し酸化ストレスを緩和するのに重要な細胞内の“エネルギー工場”です。
多くの専門家たちは、コエンザイムQ10のサプリメントがミトコンドリアを活性させ、エネルギーレベルの向上と脂肪の蓄積を減らす作用があると述べています。これは子供たちが常に活発で、肥満になるリスクを減らすのに有効です。
コエンザイムQ10はLDLコレステロール(悪玉コレステロール)の酸化も予防します。LDLコレステロールは動脈に血管壁を形成し、多くの危険な心臓血管の病気を引起す主な要因であるアテローム性動脈硬化症など、心臓血管への深刻な影響があります。このような症状を早めに防止するため、子供たちは大人になる前に心臓血管の病気のリスクを減らしておく必要があります。
ドイツの栄養大学と小児病院は共同で、53名の健康な男性に、2週間毎日コエンザイムQ10のサプリメントを投与し、LDLコレステロールに対するコエンザイムQ10の有効性を調べました。
研究者たちは、LDLコレステロールが、平均で12.7%減少したことを発見しました。
必須ビタミンとミネラル
ビタミンEとビオチンは心臓血管の健康に関わる重要な成分です。ビタミンEは血管を拡げることで、血流を促進させ、血管が詰まるのを予防します。ビオチンは正常な血糖値レベルを維持させるのに重要です。