眼精疲労の予防と軽減
年々、パソコンのモニターやスマートフォン等を見る時間が増加し続け、目の疲れを助長する原因となっています。またそれは、眼精疲労だけではなく首や背中、肩、頭、腕全体のコリにも影響します。 目の疲れは、主に過度の目の酷使から生じますが、特に長時間のスクリーンおよび端末の使用によって引き起こされます。 眼精疲労を改善するカシスアントシアニン 明治大学はカシスアントシアニンの血行促進力の有効性を測定するため、21人の健常者を用い、ヒト試験で行いました。試験はカシスまたはプラセボを摂取させ、その後2時間のパソコンのモニター作業をしてもらうものでした。結果は、作業前にカシスを摂取したグループの方が、 プラセボグループに比べて疲労の自覚が低い結果となりました。これにより、カシスアントシアニンの血流増加、血行促進作用や抗酸化作用がパソコンモニター作業中のコリ、緊張、疲労を軽減させることが分かりました。 「カシス・アストノピオの改善効果の主観的評価」明治大学 カシスの屈折率改善効果がビルベリーを上回る 研究のもう一つのセクションでは、10人の健常者に対して、カシス、ブルーベリー、またはプラセボを投与し、2時間のパソコンモニター作業後、眼球の屈折値を調べました。結果は、ブルーベリー、プラセボを摂取したグループの屈折値が下がっているのに対し、カシスを摂取したグループの屈折値は緩やかに向上し、一時的な近視状態を予防していることが分かりました。